アパレルブランドの立ち上げと聞くと、何をどのように始めればいいんだろうと悩んでいませんか?
実は、 この記事で紹介するアパレルブランドの立ち上げの流れを実践すると誰でも簡単にアパレルブランドを立ち上げることができます。
昔はアパレルブランドを立ち上げるにはとても資金が必要で大変な時代もありました。
しかし、今は色々なインターネットのサービスがあるので低資金でもブランドを立ち上げることができるんです。
良い時代になりました。。。泣
僕は今まで、レディースブランド2ブランド、メンズブランド2ブランド、スポーツブランド1ブランド、インテリア雑貨ブランドを1ブランド。計6つのブランドを立ち上げたことがあります。
ですので、普通の人よりもブランドの立ち上げについて詳しいと思いますので、解説していきます。
ブランド立ち上げの主な流れ
まず始めにブランドを立ち上げる主な流れを説明したいと思います。
最初に大まかな流れを把握しておくと、大体こんな感じでブランドができるんだ!
と理解できますので、ざっとみてもらえると良いかと思います!
ブランドのコンセプトや流れを考える
ブランドを立ち上げるにあたり、一番重要なのがコンセプトです。
どのようなブランドにするか、していくかです。
・例えば、リーバイスのようにデニムを企画生産し販売していくブランド
・自分がインフルエンサーになり、広告塔となって自分の好きなものを作って販売するブランド
・パタゴニアのように、 ただのアウトドアウェアだけではなく、地球の環境を考え、環境に優しい商品を開発し販売するブランド
など、コンセプトを決めましょう。
一旦ブランドコンセプトを決めたら、しばらくはそのコンセプトに沿って商品開発やプロモーションをしていくため、できるだけ気合を入れて考えた方がいいと思います。
どのような流れでそのコンセプトに至ったのかを考えておくのも必要だと思います。
結局のところ、ストーリーを語れるブランドは強いです。
販売方法・商品の流れを考える
ただ商品を作って勝手に売れることはありません。
素晴らしいインフルエンサーだとしても販売方法は考えるべきです。
自分の理想としている姿がどうかは別として今の時代はインターネットを使った販売方法がリスクが少なくおすすめです。
リスクのないというのは、自分のお店であるECサイトを簡単であれば無料で作成することも可能。
一般的に実店舗を構えるには敷金礼金等大きな資金が必要なのにも関わらずインターネットを使った販売方法では低資金で始められます。
例えば有名なECサイトのプラットフォームとしてはBASEがあります。
こちらは ECサイトのテンプレートがシンプルであれば無料で始められます。
少し凝ったテンプレートを買ったとしても1万円があればお釣りがくるくらいの金額です。
プラットフォームを使えば、決済手段も豊富にあるし、あとで決済のことでお客さんと揉めたりしないので安心です。
楽天や Yahooショッピングなどのモール型のECサイトは、集客力があるのですが結構売上を取らないとコスパが悪いので初めての方はオススメしません。
なかなかハードルは高いかもしれませんが、ECではなく、セレクトショップなどに卸して販売したい場合は、営業活動をしなければならないと思います。
知人の紹介や自力でアタックリストを作りコツコツと営業をして行かなくてはなりませんよ。
立ち上げるブランド名を決める
ブランド名を決めるのはアパレルブランドを立ち上げことにおいてとても重要ですよね。
やっぱり思い入れがある名前にしたいところです。
できれば言いやすくて、書きやすく、覚えやすいインパクトのあるブランド名がいいと思います。
しかしながら、ブランド名をいくつか考えて、 商標登録がされていないかチェックしなければなりません。
同じブランド名があった場合、訴えられる恐れがあります。ここは気をつけましょう!
ロゴを作る
ロゴはブランドの命です。
自分の思いが伝わったり、美しかったり、かっこいいロゴにこだわりましょう。
イラストレーターや手描きで自分自身で作るのが良いと思いますが、他で頼んでも良いと思います。
良い加減なサイトで作るより、ちゃんとした腕の良いグラフィックデザイナーにお任せするのが良いですよ。
オススメはこちらです。
ブランド立ち上げの商品制作
そしていよいよ商品を作っていく流れです。どんどん形になってきて、テンションが上がっていく頃ではないでしょうか!
どんどん見ていきましょう!
アイテム構成を決める
このブランドではどんなアイテムを販売するのかを決めましょう!
そして、オリジナルアイテムを販売することになったら、どんなアイテムを作っていきたいのか決めましょう。
自分がどんな物を売りたいかも大事なのですが、世の中がどんなものを必要としているのかを調査して決めていくと良いと思います。
ひとまず最初に作るアイテムを決め、アイテム数を後で増やしたり、アイテム展開を変えたりしていくなどフレキシブルな動きをしていくのが良いですね。
生産工場を決める
生産工場を決めるのは、一番いいのは知人に紹介してもらうことなのですが、アパレルを仕事にしていない人ですとなかなか難しいですよね。
今は工場とメーカーをつなぐインターネットのサービスがあるのでそちらを紹介します。
SITATERU(シタテル)というサービスが有名で、工場や材料のメーカーなどとつなげてくれるサービスになっています。
そして、 Tシャツやトートバッグなど簡単なアイテムであれば様々なインターネットサービスで作れ、初期費用が掛からないサービスもあるので、資金的に余裕がない人でも簡単に作れます。
そのインターネットサービスはこちらの記事から見てみてください。
その他にもストリートブランドやドメスティックブランドがよく使っている業者さんはこちらです。
海外の無地のTシャツやキャップなどを取り揃えているので、かなり本気な商品が作れると思います。
不安な場合は、僕自身も生産工場を使っているので紹介できると思いますのでCONTACTからメッセージをお願いします。
ネームを作る
ブランドを作る上で忘れてはならないのが、ネームです。
ネームというのは基本的にネック裏に付くラベルのことです。海外ではラベルというのですがなぜか日本ではネームというのが一般的です。
こちらも知人に紹介してもらうのが一番安心なのですが、 インターネットサービスもあるので紹介します。
ネームと言っても様々な種類があります。
大きく分けてプリントと織ネームと言われる種類で違いがあります。
基本的に型代と言って最初に形を作るコストがかかります。
一度払ってしまえばもう払うことはないのですが最初にコストがかかるので注意してください。
プリントネーム織りネームどちらが良いかとは一言で言えないのですが、 高級なブランドが使っているのは大体、高密度と言われる織りネームになります。
ブランドのテイストや資金をよく考えて作りましょう。
サンプルを作成する
そして、基本的な流れはサンプルを作成します。
ちゃんとした服を作る場合はパタンナーさんに頼むのですが、大抵の場合は生産をしてくれる会社にいたり、紹介してくれます。
そこでサイズやプリント仕様、縫製などの細かい部分の確認をし、修正したい点があれば修正を依頼しましょう。
ここで本生産の見積もりも出てきますので、要チェック。
サンプルのコストは、 基本的には本生産よりも高く、通常も工場であれば本生産の2~3倍のコストになります。
しかし、簡単にできるインターネットサービスではサンプルも本生産も同じ金額だったりするので確認してください。
本生産商品を依頼する
サンプルチェックをして、よろしければ本生産に移りましょう。
ここでは枚数や支払う金額を確認、場合によっては支払いも発生します。
そして、いよいよ商品になる製品を待ちましょう。
通常、洋服を作るのはりょうや使用にもよりますが、1ヶ月から2ヶ月くらいが納期だと思っていて間違いないです。
販売する
いよいよ販売です!
ECサイトなどで売る場合は商品登録をし、生産にかかった金額や自分の売っていきたいイメージをすり合わせて値段をつけましょう。
生産にかかった金額から値段をはじき出す場合の原価率は、かなりまちまちで、インターナショナルなスポーツブランドでは、17%とか言われています。(要するに、原価1000円÷0.17=上代5,882円ということ)
しかし小さいドメスティックブランドなどは、 ECなどで売る場合50%で売っている所もあります。
ただ販売するだけではなく、綺麗な写真を撮ったり、商品をより良く見せる文章を考えたりして、お客様に好かれる店舗を目指したいですね!
卸売をする場合、 その店舗によって納品形態や条件も違っていますので、確認しながら行いましょう。
プロモーションをする
そしてブランドをみんなに知ってもらうためにプロモーションに力を入れることが大事です。
例えば、
・ブログなど商品紹介を行うコンテンツマーケティング。
・SNS の投稿や SNS 広告などの SNS 運用。
・インターネット上のリスティング広告。
・新商品や入手性の高い商品を沢山の媒体に紹介してもらうプロモーション専門のサイトに依頼する。
などです。
特にオススメするのはコンテンツマーケティング。
資金が少なくても、時間と努力さえあればブランドの資産になるようなプロモーションができるのでオススメです。
ブランドの価値を高め、SEOを狙ってGoogleの上位を狙っていく方法です。
詳しくは下記の記事を参考にしてみてください。
そして、SNSの投稿も大事で、見てもらった人に参考になったり、タメになる投稿を続けているとファンも増え、良いプロモーションになります。それがコツです。
SNS広告は即効性も高いので、少し資金に余裕がある方は試してみる価値はあると思いますよ!
アパレルブランドの立ち上げの流れのまとめ
いかがでしたでしょうか?
大枠なブランドを作る流れはこのような感じです。
細かいことは数多くあるのですが、大体このような流れで進めれます。
僕自信、先ほども言ったように、6つのブランドの立ち上げに関わっていますので、比較的慣れていると思います。
もし、何かご質問等ございましたら、CONTACTから連絡をいただけたらと思います。
それでは!